exPD 電子薬歴データ交換仕様に関する連絡協議会
-ご挨拶-
2002年に日本薬剤師会より「薬歴簿の電子保存に関するガイドライン」が公表されて16年が経過致しました。この間の電子薬歴システムの進化は著しく、現在では多くの薬局で電子薬歴システムの活用が進んでおります。また、当初の「紙薬歴に変えて保存する」という原始的な電子薬歴システムの利用目的から最近では「薬剤師本来の職能を支援する」電子薬歴システムへと、その進化には目まぐるしいものがあります。
保険薬局をとりまく環境も大きく変化し、次世代の「健康サポート薬局」「かかりつけ薬剤師」への対応のために電子薬歴システムは欠かせないツールとなりつつあります。期待される薬局への変貌のために、それぞれの薬局ニーズに合わせた電子薬歴システムへの移行を希望される薬局も年々増えつつあります。
「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」では、医療機関等で医療情報を長期保存する際、システム更新に伴い新旧システム間での情報の互換性を保ち、旧システムで保存された医療情報を確実に読み出せるという「新旧システムでの医療情報の相互利用性」を確保することは、電子保存の見読性及び保存性原則確保の点からみても医療情報システムの必須の要件である、としています。今後更なる電子薬歴システムの進化と普及のためには、異なるメーカーの電子薬歴システムへスムーズに移行できる環境を用意することは、我々電子薬歴メーカーの責務と考えております。
そこで、2014年7月には本会の趣旨にご賛同頂きました14社により「電子薬歴データ交換仕様に関する連絡協議会(exPD:association for exchange of Pharmacy electronic medical record Data)」を発足致しました。本会に加盟している電子薬歴メーカーについては、電子薬歴データの移行に関する中間ファイルの標準仕様を共有化することで、他社電子薬歴システムへのスムーズな薬歴データ移行が可能となります。
現在本会に加盟している電子薬歴メーカーは20社を超えるに至ります。今後も本会の趣旨にご賛同頂いただける電子薬歴メーカーに、本会が定める標準仕様を積極的に広げて参りたいと考えております。
保険薬局並びに関係諸団体の方々には、ぜひともご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2019年3月吉日
exPD 電子薬歴データ交換仕様に関する連絡協議会
委員長 遠藤 朝朗
-最新情報-
- 2023/4/11 参加企業に株式会社望星薬局、東邦薬品株式会社を追加しました
- 2021/11/24 参加企業にアイテック阪急阪神株式会社、ハイブリッジ株式会社を追加しました
- 2021/10/5 参加企業に日本調剤株式会社(準備中)を追加しました
exPD 電子薬歴データ交換仕様に関する連絡協議会
-発起人-
- 株式会社グッドサイクルシステム (委員長企業)
取締役 遠藤 朝朗 - 株式会社ユニケソフトウェアリサーチ (副委員長企業)
代表取締役社長 大石 憲司 - 株式会社ネグジット総研 (事務局企業)
代表取締役社長 美和 啓樹